僕は北海道へやってきた。5秒で描いた絵が下手すぎてどこか分からないかもしれないけれど、間違いなくやってきたのだ。ひとまず着地したのは、旭川からクルマで40分ほどの場所、道内できのこと言えば此のまち、と言わんばかりのきのこで有名なまち愛別町。演歌で有名な、彼の大雪山を天に仰ぎ、北海道で一番長く、日本で三番目に長い石狩川上流域に位置するまちの1つである。準備をすることちょうど一年。今後は此の地を中心点として、いろいろな写真を撮影したい。全国の、全世界の写真好きな、旅好きなトモダチと何かひとつでも共感できれば心から幸いに思う。なお、今回より、GF自然部とGF花部を合併し、『なないろ自然部』。GF電車部を『なないろ汽車部』に、GF神社寺部とGF旅部を合併し、プラス要素を加えて『なないろステーション』としている。
春のあいべつダム
街を眺める風景
寂れた駅前
春の兆し
きのこのゴルフ場
目覚めの時

なないろ自然部

なないろ自然部

世界からみれば、本当にちっぽけな島国の一部、北海道。日本の中でも冷帯に属し、ちっぽけな国のちっぽけな島は人の手には有り余るほどで、広大な景観が訪れる人々を魅了し、まるで日本ではないどこか別の国を連想させる。時にはミャンマーの奥地のような、時にはオーストラリアのゴールドコーストのような、時にはアメリカの西海岸のような。言葉で表すには、あまりにもおこがましく、単純に絶景という名前でひとくくりにしてしまうのは、あまりにもばかげている。

なないろ汽車部

なないろ汽車部

田舎の駅では1時間の本数は往復1本あるかどうか。最新の列車とはかけ離れた、どことなくノスタルジックな雰囲気の汽車は写真好きにとって、とても魅力的な被写体だ。汽車といっても蒸気機関車が走っているわけではない。ディーゼル機関の列車が山々の麓を縫うように、河川の揺らぎに寄り添うようにカタンカタンとゆっくり走る。都市部的なあわただしさのない、懐かしく、とても優しい雰囲気である。からからと晴れた日も、どんよりと曇っている日も、しとしと雨の降っている日も、さらさらとした雪の日も、そして今日もカタンカタンと目的地を目指す。汽車同士が行き交うとき、『今から釧路だね。お疲れさま!』などとお互いを想いやっているのかとさえ思えてしまうのだ。

なないろステーション

なないろステーション

此処の大地は、いろいろな魅力を、まるで映画のヒロインが運命の出会いをして、涙を流しながら満面の笑みを浮かべるように映し出す。空が広がり大地が広がり、自分だけがこの世界に取り残されたような錯覚を覚える峠を訪れた瞬間であったり、此の地の特産品をぜいたくに使った食事、例えば、今まで実は苦手だった海鮮が美味しすぎて感動し、涙すら浮かべてほおばり、大好物に変わる瞬間だったり、最北端の丘の上から見る水平線が夕焼けに染まり、踊るようにして雲たちと共演し、徐々に黄色から紫色にグラデーションのハーモニーを奏でている、まさにその場に立ち会った瞬間だったり。幾千、幾万の瞬間に、人々は圧倒され、時には感嘆し、時には時間を忘れて見入ってしまい、時には一生の宝物として心にとどめる。特定の観光地だけではなく、どこでも、どこにでも、人々を魅了してやまない瞬間が、出番は何時だ、何時だ!?とうずうずと心待ちにしてしているのだ。